柏木労務管理事務所の歩み
労働関係法令との歩みと変らぬ思い
終戦後、日本では1947年4月7日に労働基準法を施行することとなります。
創業者である柏木髙美はその当時、カンバンを書く商売や靴下を売る商売などをしていました。
靴下は行政に売りに行っていたのですが、そこで労働基準法の存在を知ることになります。
「日本の経営者の方々に労働関係法令について知って欲しい」
「労働時間の短縮や賃金の改善など労働条件の維持向上に関心を示してほしい」
という思いから1951年8月自ら「日本労働基準協会」を設立しました。
創立当初は資金が無かったため、浅草から虎の門まで歩いて1件1件訪問をして、仕事を受託したのですが、時間がもったいないので、歩きながら、六法全書の労働基準法部分を読み込み条文を全て暗記したそうです。
浅草から虎の門まで7.5㎞あるそうです。
このルートを見ると「あ、あのお客様の近くを通っている」とわかる場所を歩いています。
当時のお客様は現在もお付き合いを頂いております。
昭和31年12月労働大臣より許可がおり、「労務管理協会」を設立、柏木髙美は初代常務理事となりました。
その後、昭和40年8月に「日本労務管理士協会」となりました。
これが、現在の社会保険労務士の起源になります。
1966年4月、「日本労務管理士協会」は社会保険労務士法の立法化に動き出しました。
主管庁との折衝を行い国会議員の先生へ極めて地道に辛抱強く働きかけました。
柏木髙美は監察官の質問に対して仕事の内容や進め方などの実情について説明を行いました。
なんとしても法律化させたいという強い気持ちを持って働きかけた甲斐もあり、社会保険労務士法は1968年6月3日に公布され、同年12月2日に施行されました。
「日本の経営者の方々に労働関係法令について知って欲しい」
「労働時間の短縮や賃金の改善など労働条件の維持向上に関心を示してほしい」
という思いから創業しましたが、情報が飛び交っている現在では労働関係法令も良くご存知で、労働条件の維持向上に関心を示されている事業主様も多くいらっしゃいます。
しかし、「自社の業務に専念したいので労働関係法令までは手が回らない」「労働条件の維持向上をしたいがどのようにしたらいいのだろうか?」という事業主様も多くいらっしゃると思います。
私たちはこのような事業主様のお役に立ちたいと考えております。
「事業主が経営に専念でき、従業員が安心して働ける職場づくりのお手伝いをするため 専門的知識のご提供を致します。」
これが創立当初から形は変わっても現在まで受け継がれてきている私たちの思いです。
※写真は現・代表社員 柏木 弘文【旭日雙光章受章を祝う会にて】
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